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シカ被害ではないけれど・・・

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こんにちは「鳥獣被害対策.com」の湯浅です。

今日の鳥獣害対策の知恵袋は日本三景の一つ、安芸の宮島のシカの話です。

去年のことになりますが、日本三景の一つである安芸の宮島に行ってきました。

海上に立つ大鳥居や社殿は実に荘厳な雰囲気でした。

当日は天候も良く、大勢の観光客で賑わっていました。

安芸の宮島は古くから島自体が「神の島」として信仰の対象でした。

殺生が禁じられていたようで、シカ達は人を全く恐れません。

観光客に混ざって通りを歩き、観光客に囲まれたまま、居眠りをします。

奈良のように鹿せんべいが売られているわけではありませんが、餌を与える人も時折いるらしく、カメラを出そうとカバンの中を探っていたら、餌を期待したシカが寄ってきました。

人と野生動物の距離が近いのはとても微笑ましい光景ですが、鳥獣害の観点から考えると人を恐れない野生動物はとても厄介です。

宮島のシカも人目をはばからず、藤棚のフジを食べていました

狙いを定めて

飛びついて

キャッチして

むしゃむしゃ

過疎化、高齢化が急速に進行している山間部では、野生動物の餌場となりうる耕作地で人がどんどん少なくなり、例え人がいたとしても高齢者ばかりという状況になってきています。

このような状況では、野生動物が人に対する警戒心を段々となくしていきかねません。

今後、人を恐れない野生動物がますます増え、鳥獣害がますます深刻化することも大いにあり得そうです。

人と野生動物がうまく共生するためには、どのような距離感を保つべきか考えさせられる一日でした。

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