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カラス被害

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こんにちは「鳥獣被害対策.com」の湯浅です。

今日の鳥獣害対策の知恵袋は先日、私が青森県で体験した出来事です。

朝、東屋に荷物を下ろしていると、目の前にカラスが・・・

ハシブトガラスです。

デジカメの広角側(28mm相当)でこれ位↓

少しズームすれば、ドアップです↓

距離にして2m弱。

ハシブトガラスは、東屋にやってきた見知らぬ人間を見に来たようです。

でも、こちらがあまり反応しなかったので、すぐに関心がなくなり、飛び去りました。

これが朝一番の出来事。

それ以降、ハシブトガラスは遠くへ行ってしまいました。

私のほうはこの日一日中、東屋に荷物を置き、東屋と周辺を行ったり来たりしていました。

午前中は何事もなく過ぎたのですが、午後一番に事件は起きました

午前中と同じように、少し東屋から離れ、帰ってくるとこのありさま

分かりにくいと思いますが、ハシブトガラスがザックのファスナーの横をつつき開け、 ザックの中身を引きずり出そうとしていました。

ファスナーを開けた拡大写真が以下↓

ハシブトガラスが引きずり出した青いビニール袋は実は弁当の空き箱を入れた袋です。

朝一番の偵察以降も、ハシブトガラスは遠くからこっそりこちらの様子を伺っていたようです。

昼食を食べる私を見て、青い袋の中に弁当が入っているのを認識し、午後一番で早速狙いに来たわけです。

  1. 朝一番で偵察に訪れ
  2. その後も遠巻きに様子を伺い
  3. 弁当の入った袋を確認し
  4. 午後一番ですぐに訪れ
  5. ザックを破る

その知能やら行動力やらには感心させられます。

カラス被害対策が一筋縄でいかないのには、 納得させられます。

そんなカラス被害を防ぐためにさまざまな対策商品が出ていますが、光や音などでカラスを寄せ付けない「忌避用品」は種類も豊富です。

ただし、賢いカラスのこと、被害対策商品を一つ買っただけで、万事解決とはいかないかもしれません。

同じ商品でも、時々使用する場所やタイミングを変えるなど、慣れさせないことがポイントです。

賢いカラス相手では、さまざまな工夫を凝らした対策が必要になりそうです。

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