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イノシシ被害発生現場の視察

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こんにちは株式会社地域環境計画の久野です。

株式会社地域環境計画は「鳥獣被害対策.com」の運営会社です。

本日の鳥獣害対策の知恵袋では、イノシシによる農作物被害が発生した現場を視察させていただいたときの様子をお伝えします。

昨年の夏、私は知り合いの農家の方から「イノシシに田んぼが荒らされた!」との連絡を受け、現場に急行しました。

現場は雑木林と田畑が隣接している中山間地域でした。

また、放棄田が多く、低木が侵入しているところも見られました。

こうした場所はイノシシが藪に身を隠しながら 田畑まで近づけるため、作物被害が発生しやすい環境とされています。

到着し、農家の方に状況を伺うと、「柵は設置していたはずなのに田んぼに入られた。」と嘆いていました。

実際に荒らされた田んぼの写真がこちらです。

前日はなんともなかったのに、一晩明けて田んぼを見にきたらこのような状況になっていたそうです。

田んぼには

  • 無数の足跡
  • 泥浴びをした跡
  • なぎ倒されたイネ

だけが残っていました。

防護柵を設置したにもかかわらず田んぼが荒らされたということで、その問題の柵を見せていただいたところ…

このように下から強い力で押し曲げられわずかな隙間からイノシシの侵入を許してしまったようでした。

曲がった柵を修復しようとしましたが、人力ではなかなか元にもどせず、イノシシは相当に強い力で押し曲げたのだと想像されました。

イノシシは柵と柵のつなぎ目の隙間や、地面と柵の隙間を見つけて、そこを力づくで通ります。

イノシシの侵入を防ぐためには、

  • 柵同士を隙間なく設置する。
  • アンカーを打ち込むなどして、柵と 地面の間に隙間をつくらないようにする

といった、正しい設置が有効です。

※詳しくはこちらをご覧ください。

電気柵の効果的な設置方法⇒
https://www.choujuhigai.com/fs/chiikan/c/inoshishidenkisaku_setti
ネット柵、ワイヤーメッシュ柵の効果的な設置方法⇒
https://www.choujuhigai.com/fs/chiikan/c/inoshishinetsaku_setti

また、倒木によって柵が壊れたり、大雨によって土が流されて、柵と地面の間に隙間ができていたりと、設置後は様々な原因によって柵の状況が変化している場合があります。

柵による防除効果を持続的に得るには、こまめな点検を欠かさないようにしましょう。

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⇒ワイヤーメッシュ柵へのリンク
https://www.choujuhigai.com/fs/chiikan/boar-fence/to0001
⇒電気柵へのリンク
https://www.choujuhigai.com/fs/chiikan/c/boar-package

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この記事を書いた人

久野 航

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