こんにちは、「鳥獣被害対策.com」の井上です。

最近、都市域近郊で野菜や果樹を育てている方から、

「畑が獣に荒らされているので電気柵を導入したいのだが、どれを選べば良いの?」

というお問い合わせを多くいただいています。

そこで、今回のブログでは、失敗しない電気柵の購入方法について、お話をしたいと思います。

電気柵はインターネットでの購入がおすすめ

電気柵の購入方法ですが、少し前まではJAさんに相談したり、農機具屋さんで購入する、というのが一般的でしたよね。

しかし、最近では、ホームセンターで販売していたり、またインターネットでも購入できるようになりました。

このように、購入ルートが増えるのは良いのですが・・・

近くに農機具屋さんが無かったり、農機具屋さんはちょっと敷居が高いなと感じたり、またホームセンターでは取り扱いの種類が少なくて、本当にこれで良いのか?と思っている方が多くいるようです。

そんな方には、『インターネット』での購入をお勧めします。

はじめての電気柵なのに、実物も見ないでインターネット購入って、本当にいいの?と感じる方もいると思うので、

インターネットでの購入がお勧めできる点を3つ紹介します。

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①畑の大きさに合った電気柵セットが購入できる
(ムダが省ける)

②獣種に合わせた電気柵が購入できる
(間違いがない)

③電気柵についての疑問や分からないことについて相談ができる
(安心できる)
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それでは、それぞれの良い点、また注意すべき点について、順を追って説明します。

①畑の大きさに合った電気柵セットが購入できる

(ムダが省ける)

電気柵と一言で言っても、使用する際に必要となる部品はとても多く、また専門的な部材も少なくありません。

電気柵付属品
図 セット商品一覧

①本器 ②支柱 ③ワイヤー ④クイッククリップ ⑤危険表示板 ⑥ガイシ ⑦緊張具 ⑧ゲートハンドル

そのため、電気柵を購入する際は、電気(パルス)を発生させる『本器』のみが必要なのか、あるいは支柱やクイッククリップ、ワイヤー、危険表示板を含めた『セット』なのか、といったことを確認する必要があります。

最近のインターネット広告では、トップページに「写真と値段」が表示されますが、価格の安いものは『本器のみ』である場合も少なくありません。

しっかりと、必要な内容がすべて含まれているのかを確認して購入するようにして下さい。

また、『延長セット』を用意している店舗もあります。この延長セットというのは、本器以外の支柱やクイッククリップ、ワイヤーを合わせた資材セットです。

電気柵のセット商品は、通常、わかりやすいように、100mセットで販売されています。

しかし、ほとんどの場合、セットに含まれる本器は、100m以上の出力をもっています(※)。

なので、畑の外周が200mの場合、100mセットを2つ購入するよりも、100mセット+100m延長セットを購入したほうが断然お得に購入することができます。

※本器の性能は製品によって異なりますので、ご注意ください。

あと、電気柵を初めて購入される方は、『電圧チェッカー』も一緒に購入してください!

セットによっては、電圧チェッカーが含まれているものもありますが、1つ持っていれば十分なので、セットに含まれていない場合が多いです。

もし、電圧チェッカーを持っていないと・・・自分自身で電気柵に触れて、電気が流れているかをチェックすることになってしまいますので、ご注意を。

②獣種に合わせた電気柵が購入できる

(間違いがない)

電気柵の設置に必要な資材を確認したら、

次はどの獣種に対応した製品を選ぶか?

について考えます。

というのも、被害対策の種がイノシシなのか、シカなのか、あるいはアライグマ、ハクビシン、アナグマなのか・・・

と、獣種によって対策方法が異なり、必然的に購入する資材内容も変わってきます。

つまり、この段階で対策方法を間違えると、せっかく購入した電気柵が全く効かない・・・なんてことにもなりかねません。

気を付けたいですよね。

最近のインターネットでは、『電気柵』と検索すると、最近では様々な種類が現れるようになりました。

しかし、ここで気を付けるのは、その電気柵セットは『どの獣を対象としているのか?』ということです。

ちなみに、対象がイノシシであれば、電気柵の設置段数は2段、設置高さは40㎝(地上から20㎝間隔の2段)

イノシシ対策用電気柵
図 イノシシ電気柵

対象がシカであれば、電気柵の設置段数は4段、設置高さは120㎝(地上から20~25㎝、25~30㎝、30~45㎝、40~50㎝)

シカ対策電気柵
図 シカ電気柵

これに対して、

ハクビシンやアライグマ、アナグマといった中型獣が対象であれば、電気柵の設置段数はシカと同じ4段ですが、設置高さは35㎝(地上から5㎝、10㎝、10㎝、10㎝) が標準となります。

アライグマ・ハクビシン対策電気柵
図 中型電気柵

これらをみれば、獣種によって、電気柵の設置方法が異なることが分かりますよね。

しかし!

ホームセンターで販売している電気柵は、ほとんどすべてがイノシシ対策用(2段)なのです!

したがって、イノシシ対策用の2段用電気柵を購入しても、中型獣対策に必要な4段には足りず、結果として防護できない可能性があるので、気を付けてください。

ちなみに、インターネットでは、獣種に合わせた最適なセットを簡単に見つけることができます。

ぜひ、参考にしてください。

動物別に最適な電気柵を選ぶ

あと、電気柵で最も気を付けなくてはいけない点は『漏電』です。

漏電は、主に地上から延びる雑草が電気柵のワイヤーに触れたり、絡まったりすることで発生します。

中型獣対策は、先ほどの図にもある通り、地上から地上から5㎝、10㎝、10㎝、10㎝と、イノシシやシカと比較して、とても低い場所からワイヤーを張るため、漏電しやすい構造であるともいえます。

そのため、最近では、漏電しにくい構造となる複合電気柵の『楽落くん』といった製品も開発され、注目を集めています。

気になる方は、ぜひ、チェックしてください。

以下のサイトには、効果検証を実施した動画もあります!

アライグマ、ハクビシン等の中型動物対策には、獣害防止柵「楽落くん」が最適です

「どの獣種が畑を荒らしているのか分からない」という方は、以下のサイトをチェックして下さい。獣種を見極める方法が記載されています。

※痕跡から動物を特定する

痕跡(フンや足跡)から動物を特定する

ちなみに、最近ではトレイルカメラを活用した確認が一般的となってきており、お勧めです。

トレイルカメラ(赤外線センサーカメラ)の選び方完全ガイド

③電気柵についての疑問や分からないことについて相談ができる

(安心できる)

「自分でいろいろと調べたけれど、加害獣の特定に自信がない・・・」
「ちょっと複雑な地形なので、電気柵をどう張ったらよいかわからない・・・」
「初めてなので、設置のコツやメンテナンスについての話を聞きたい・・・」

もしかしたら、このように感じている方も多いと思います。

実は・・・私も最初は分からず、いろいろな方にお話を伺い、技術やコツを習得してきました。

なので、もしも不安なことがあったら、まずは専門店に相談することをお薦めします。

インターネット販売店には、相談窓口を設けているものもあります。

こういった店舗は、ECショッピングモールではなく、独自の店舗をもち、販売しているところが多いのが特徴です。

ただし、専門店も情報が無いと判断ができません。

なので、相談する際は、

  • 農地の場所(住所)
  • どういった作物が、どのような食べられ方をしているのか(写真があるとなお良し)
  • 足跡や糞があれば、それはどのような形状をしているのか

といった情報を伝えるようにしましょう。

野生動物は生息している分布域というものがあります。

例えば、イノシシは北海道には生息していませんし、シカは最近まで茨城県に生息していないとされていました。

こういった情報から絞り込むこともできますし、種によっては、食痕や足跡などから類推することも可能です。

専門店に所属するスタッフは、このような動物生態にも詳しい方が多くいます。親身になって相談に乗っていただけると思います。

まとめ

今回のブログはいかがでしたでしょうか?

電気柵を選ぶ際は、

①畑の大きさに合った電気柵を選ぶ
②獣種に合わせた電気柵を選ぶ
③わからないことがあれば相談する

この3つのことを心がけてください!

「朝起きて収穫に行くのが不安でしょうがない・・・から、朝起きて収穫に行くのが楽しみでしょうがない!」となるよう、畑を整備していきましょう。

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井上 剛
【保有資格】
技術士(環境部門:自然環境保全)
生物分類技能検定1級(動物部門:魚類)
わな猟 狩猟免状

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