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【FieldViex】アライグマAI検知×リアルタイム通知で防除を効率化!蔓延地域における持続可能な低密度管理の実現

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こんにちは。(株)地域環境計画の印部です。

特定外来生物である「アライグマ」の生息域は全国的に拡大しており、多くの自治体や緑地管理の現場で防除対策が進められています。このような場面でのアライグマの防除管理には、大きく分けて2つのパターンがあると考えられます。

  • 侵入初期・未定着段階: 自治体等の広範囲に通信カメラを配置し、アライグマの初出没を早期検知して行政等へ迅速に連絡・即時防除を行うパターン。
  • 蔓延・定着段階: 既に分布が広がり根絶が難しい地域において、保全すべき重要エリアを明確にし、最小限の労力で持続可能な「低密度管理」を維持するパターン。

今回は、多くの現場が頭を悩ませている「後者(蔓延地域における持続可能な低密度管理)」に焦点を当て、画像管理クラウド「FieldViex」のアライグマAI検知機能とリアルタイムメール通知を活用したスマートな防除術をご紹介します。

1.アライグマ防除の現場が抱える「蔓延地域」特有の課題

アライグマが広域に定着している地域では、周辺からの再流入も生じやすいため、長期的・計画的な防除活動が求められます。しかし、従来の防除手法では現場に大きな負荷がかかっていました。

  • 毎日の「見回り作業」による人的コストの限界: 防除ガイドライン等に基づき、設置したわなやカメラを毎日巡回して確認するのは、限られた人員では非常に大きな負担となります。
  • 地域ネコやカラス等の「錯誤捕獲(混獲)」リスク: 公園や緑地周辺では、対象外の動物が誤って捕獲されるケースがあり、住民対応や安全な放獣作業に多大な手間が生じます。

2.FieldViexの「アライグマAI検知」と「リアルタイムメール通知」から「即座の現場対応」へ繋げる解決策

現場の課題を本質的に解決するには、単にカメラで自動撮影するだけでなく、『通知を受けた後、いかに素早く正確に現場の状況を把握し、的確な防除行動へ繋げられるか』が最も重要です。それを可能にするのが、FieldViexのアライグマ自動識別AI機能とリアルタイム通知システムです。

2.1 複数カメラ画像の一元管理とAIによる自動識別

各地に設置した通信型トレイルカメラから送信されてくる画像は、FieldViex上で一元的に管理されます。AI解析オプションを適用することで、アライグマが写った画像を自動識別し、信頼度(%)とともにバウンディングボックス(検出枠)を表示します。
信頼度60%以上の判定がなされた画像が一目でわかるため、大量の写真の中から手作業でアライグマを探し出す手間が大幅に削減されます。

FoeldViexでアライグマの出没状況を一覧表示(タイル表示画面)
図2.1 FieldViexの管理画面(タイル表示選択):複数の通信カメラから届いた画像を一元管理し、信頼度60%以上のアライグマ画像にはバウンディングボックスと信頼度を表示。

2.2 スマホへ即座に届く「リアルタイムアラートメール」

FieldViexでは、AIがアライグマを検知した瞬間に、管理者のスマートフォンやPCへリアルタイムでアラートメールを送信する設定が可能です。
通知メール内のリンクからすぐに撮影画像を確認できるため、「今、どのカメラ地点にアライグマが出没したか」を離れた場所から即座に把握できます。これにより、「何も写っていない場所への空振りの見回り」を劇的に減らすことができます。

アライグマの出没をスマホにメール通知
図2.2 スマホ通知画面:アライグマ検知時にスマートフォンへ届く即時アラートメール。通知から即座に撮影画像を確認可能)

3.優先エリアを効率よく守る「持続可能な低密度管理」のアプローチ

蔓延地域において、広大なエリア全体の個体数をゼロにすることは容易ではありません。重要なのは、「守るべきポイント(保全エリア)」を明確にし、そこに集中的かつ効率的にリソースを投入することです。

3.1 監視データに基づいた「必要なタイミングのみ」の捕獲器設置

FieldViexのリアルタイム監視によって、保全エリアにアライグマが出現したタイミングを見極め、ピンポイントで捕獲器を設置・稼働させます。常時、広範囲にわなを仕掛け続ける必要がないため、管理コストを大幅に抑えられます。

3.2 錯誤捕獲を防ぐ専用捕獲器(ラクーンキューブ)の併用

捕獲を実施する際は、アライグマ特有の「前肢を手のように使って奥の餌を取る」行動を利用した専用捕獲器(ラクーンキューブ等)を使用することで、ネコやカラスの誤捕獲トラブルを物理的に回避します。

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3.3 物理的な「局所防護」との組み合わせ

希少な生態系が存在するビオトープや特定の果樹など、絶対に被害を防ぎたい場所には中型獣用電気柵や登攀防止資材(有刺鉄板)などの物理防護を組み合わせることで、低コストで確実な防護体制を構築します。

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4.まとめ|限られた人員で成果を出す、これからの外来種防除へ

アライグマ防除は、侵入初期の「面的な拡大防止」だけでなく、蔓延地域における「ポイントを絞った持続的な低密度管理」においても、デジタル技術の活用が大きな鍵を握ります。
「FieldViex」のAI検知機能とリアルタイム通知を活用することで、現場の見回り負担を最小限に抑え、確実で持続可能な防除体制を確立することが可能です。
当社では、FieldViexを活用した鳥獣対策や外来種防除の実証実験・受託業務のご相談を随時承っております。現場の運用にお悩みの自治体・ご担当者様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

印部 善弘

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