通信カメラ×AIでクマの出没を監視する!「FieldViex」の検知精度と現場運用の実際
投稿日:2026年8月31日
運営会社:株式会社 地域環境計画
投稿日 : 2026年09月24日

こんにちは。(株)地域環境計画の印部です。
特定外来生物である「アライグマ」の生息域は全国的に拡大しており、多くの自治体や緑地管理の現場で防除対策が進められています。このような場面でのアライグマの防除管理には、大きく分けて2つのパターンがあると考えられます。
今回は、多くの現場が頭を悩ませている「後者(蔓延地域における持続可能な低密度管理)」に焦点を当て、画像管理クラウド「FieldViex」のアライグマAI検知機能とリアルタイムメール通知を活用したスマートな防除術をご紹介します。
アライグマが広域に定着している地域では、周辺からの再流入も生じやすいため、長期的・計画的な防除活動が求められます。しかし、従来の防除手法では現場に大きな負荷がかかっていました。
現場の課題を本質的に解決するには、単にカメラで自動撮影するだけでなく、『通知を受けた後、いかに素早く正確に現場の状況を把握し、的確な防除行動へ繋げられるか』が最も重要です。それを可能にするのが、FieldViexのアライグマ自動識別AI機能とリアルタイム通知システムです。
各地に設置した通信型トレイルカメラから送信されてくる画像は、FieldViex上で一元的に管理されます。AI解析オプションを適用することで、アライグマが写った画像を自動識別し、信頼度(%)とともにバウンディングボックス(検出枠)を表示します。
信頼度60%以上の判定がなされた画像が一目でわかるため、大量の写真の中から手作業でアライグマを探し出す手間が大幅に削減されます。

FieldViexでは、AIがアライグマを検知した瞬間に、管理者のスマートフォンやPCへリアルタイムでアラートメールを送信する設定が可能です。
通知メール内のリンクからすぐに撮影画像を確認できるため、「今、どのカメラ地点にアライグマが出没したか」を離れた場所から即座に把握できます。これにより、「何も写っていない場所への空振りの見回り」を劇的に減らすことができます。

蔓延地域において、広大なエリア全体の個体数をゼロにすることは容易ではありません。重要なのは、「守るべきポイント(保全エリア)」を明確にし、そこに集中的かつ効率的にリソースを投入することです。
FieldViexのリアルタイム監視によって、保全エリアにアライグマが出現したタイミングを見極め、ピンポイントで捕獲器を設置・稼働させます。常時、広範囲にわなを仕掛け続ける必要がないため、管理コストを大幅に抑えられます。
捕獲を実施する際は、アライグマ特有の「前肢を手のように使って奥の餌を取る」行動を利用した専用捕獲器(ラクーンキューブ等)を使用することで、ネコやカラスの誤捕獲トラブルを物理的に回避します。

希少な生態系が存在するビオトープや特定の果樹など、絶対に被害を防ぎたい場所には中型獣用電気柵や登攀防止資材(有刺鉄板)などの物理防護を組み合わせることで、低コストで確実な防護体制を構築します。


アライグマ防除は、侵入初期の「面的な拡大防止」だけでなく、蔓延地域における「ポイントを絞った持続的な低密度管理」においても、デジタル技術の活用が大きな鍵を握ります。
「FieldViex」のAI検知機能とリアルタイム通知を活用することで、現場の見回り負担を最小限に抑え、確実で持続可能な防除体制を確立することが可能です。
当社では、FieldViexを活用した鳥獣対策や外来種防除の実証実験・受託業務のご相談を随時承っております。現場の運用にお悩みの自治体・ご担当者様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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