【広角トレイルカメラ おすすめ】100°レンズ&高速トリガーで決定的瞬間を逃さない!WAMキャプチャー05
投稿日:2025年8月1日
運営会社:株式会社 地域環境計画
投稿日 : 2025年11月14日
更新日 : 2025年11月19日

トレイルカメラを用いた長期の野生動物調査や、4K画質での高精細記録を検討している方に向けて、本記事では TREL 18J シリーズの現行モデル「TREL 18J-4K」を実地で運用した結果を詳しくレビューします。
「TREL 18J-4K」は、夜間は白色LED(カラー)と赤外線ノーグロー(モノクロ)の2つの撮影モードを切り替えられる点や、256GBの大容量SDカード対応・超低消費電力設計による長期間の無人運用への適性が特長です。
本機は、長年にわたり高い信頼性を築いてきたTREL 18Jシリーズの最新モデルであり、2024年11月の発売以降、当社の多くの現場で活躍しています。
「TREL 18J-4K」は、当社が取り扱う自動撮影カメラの中では比較的導入しやすい価格帯に位置しながらも、夜間撮影モードの切り替え機能、256GBの大容量SDカード対応による長期運用適性、そして静止画45MP・動画4Kという高解像度記録能力を兼ね備えています。その実力を、実際の撮影映像を交えながらご紹介します。
目次
長期間の無人運用が可能となり、データ回収やメンテナンスの手間を減らすことができます。



夜間撮影では、白色LEDフラッシュを用いたカラー撮影と、赤外線ノーグローによるモノクロ撮影のどちらにも対応しており、用途に応じて切り替えられます。


白色LEDフラッシュ(カラー)と赤外線ノーグロー(モノクロ)のどちらの撮影モードでも、高画質で記録できます。
「TREL 18J-4K」の各モードで撮影した静止画及び動画の事例をご紹介します。撮影場所はタヌキ、アナグマ、アライグマ、ハクビシン、アナグマなどが多く生息する神奈川県の里山です。
設置に際しては、直接的な降雨が避けられる林内の環境を選定し、かつ設置期間を通じて長期的に天候が安定していそうであったため、雨天ルーフ(雨避け)は使用せず、樹木に本体を直接縛り付けています。
| 項目 | 内容 |
| 機種名 | TREL 18J-4K |
| 試験地 | 神奈川県の里山 |
| 設置期間 | 2025年10月1日~2025年11月15日 (約1.5ヶ月間) |
| 撮影モード | 静止画(赤外線/白色LED) 動画(赤外線/白色LED) |
静止画撮影は、被写体がカメラの前を通過する際に、白色LEDライトを照射して撮影が行われる仕組みです。2個のLEDライトで被写体を照らし、自然な色合いで撮影できます。
ただし、ライトの光量は控えめであるため、2~5m先の被写体を照らすのに適した明るさとなっています。このため、遠方の被写体を撮影するには光量不足となる可能性はありますが、いわゆる「白飛び」しにくいカメラという実用上の大きなメリットがあると言えます。


※画像をクリック(またはタップ)すると拡大表示できます。
※Web公開用にサイズ調整・圧縮(WebP 形式)を行っています。
[元データ情報]
・ファイル形式:JPEG
・解像度:7680 × 5760 px(45MP)
・ファイルサイズ:(上)約6.7MB / (下)約6.2MB
カラーの動画撮影モードでは、各フレームが静止画よりも明るく撮影されるため、本製品(TREL 18J-4K)の強みが最も発揮されます。特に4Kで撮影された映像は、そのなめらかで自然な表現に目を見張るものがあります。
動画サンプルは夜間の哺乳類ですが、日中においても同様に鮮明な動画を撮影することが可能です。LEDライトの電力消耗は少なく、またSDカードの保存容量が256GBという大容量にも対応しているため、容量を気にすることなく長期間の動画撮影を楽しめます。
赤外線ノーグローの静止画撮影は、被写体がカメラの前を通過する際に赤外線LEDライトが照射され、撮影が行われる仕組みです。白色LEDライトと同様に、赤外線LEDライトも2個と比較的控えめな光量であるため、2~5m先の被写体を「白飛び」させることなく撮影するのに適しています。
また、被写体のブレが少ないのも特徴です。これは、シャッター速度と光量が絶妙なバランスで調整されていることによるものと考えられます。

※画像をクリック(またはタップ)すると拡大表示できます。
※Web公開用にサイズ調整・圧縮(WebP 形式)を行っています。
[元データ情報]
・ファイル形式:JPEG
・解像度:7680 × 5760 px(45MP)
・ファイルサイズ:約6.0MB
赤外線ノーグローでの動画撮影は、静止画と同様に目に見える光を発しない(不可視光)ため、カラー撮影と異なり光による刺激や警戒を与えません。この特性から、イノシシやハクビシンなど、警戒心が比較的高い野生動物を長期的にモニタリングしたい場合に特に適しています。
さらに、過去に撮影機材の光で警戒してしまったアライグマなどの動物の調査において、警戒状態を解除し、より自然な行動を記録したい場合にも有効です。動画はモノクロになりますが、光を気にせず自然な状態の被写体を記録できるという点で、特に生態調査において大きなメリットがあります。
「TREL 18J-4K」は、導入しやすさと記録品質・運用の安定性を兼ね備えた、実用性の高いトレイルカメラです。とくに以下の課題やニーズをお持ちの専門家・ご担当者様におすすめします。
【解決策】256GB対応と超低消費電力設計による運用負荷の軽減
データ回収や電池交換といったメンテナンスの手間を最小限に抑えたいお客様。数週間から数ヶ月にわたる無人での記録継続を可能にします。この安定性は、複数箇所へ広範囲にカメラを展開するプロジェクトにおいて、特に大きなメリットをもたらします。
【解決策】4K動画/45MP静止画という高精細な記録能力
予算の制約がある中で、重要な瞬間を見逃さない高解像度記録を求めているお客様。本機は、野生動物の詳細な特徴や微細な動きを鮮明に捉える能力を備え、コストパフォーマンスの限界を追求します。
【解決策】白色LED(カラー)と赤外線ノーグロー(モノクロ)の柔軟な選択
野生動物の夜間行動観察などで、カラー撮影による鮮明な夜間映像というオプションを重視するお客様。あるいは、警戒心の高い動物や秘匿性の高い監視に最適な赤外線ノーグロー撮影。目的に応じた最適なモードへ柔軟に切り替えることで、監視の精度を高めます。
以上の通り、「TREL 18J-4K」は、長期安定稼働、高解像度記録、そして運用コストの抑制という、現場が求める主要な機能を高いレベルで実現する実用的なトレイルカメラです。この実地試験レポートが、貴社・貴団体のフィールドワークにおける新たな選択肢として、本機をご検討いただく一助となれば幸いです。
「TREL 18J-4K」の仕様や価格、オプション構成については、商品ページで詳しくご覧いただけます。
フィールド調査や長期モニタリングに最適な本機の特長を、ぜひご確認ください。

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