こんにちは「鳥獣被害対策ドットコム」の津田です。

今日の鳥獣害対策の知恵袋は、ハクビシンによる被害対策についてです。ハクビシンの生態から撃退方法までをご紹介します。

まずはハクビシンの生態、特徴を知ったうえで電気柵で撃退する、箱わなで捕獲するなど対策を行い、家の庭や田畑をハクビシンから守りましょう。

ハクビシンの生態

ハクビシン
画像:ハクビシンの特徴

【ハクビシンの生態】
ハクビシンとは、本来、東南アジアを中心に台湾、中国に生息している外来種です。もともと日本にはいなかった動物だと考えられています。

◆日本にハクビシンが入ってきた理由

日本には江戸時代に持ち込まれたという記録や、第二次大戦中には、毛皮用に飼育されていた事実もあります。しかし、ハクビシンの毛質はよくないので放逐され、戦後になって個体数を増やしたと言われています。

◆ハクビシンの名前の由来・意味

「白鼻芯(はくびしん)」と言われるように顔の鼻筋にとおる白い一本の線が特徴的です。また、長い尾も特徴的です。

イタチとハクビシンが混同されやすいですが、体の特徴や大きさで区別できます。

◆ハクビシンの体の大きさ・サイズ

ハクビシンの大きさは、

  • 頭から尾の付け根まで:60~70cm程度
  • 尾の長さ:40cm程度
  • 体重:3kg程度

が、一般的です。

普通にみかけるネコよりも少し大きいくらいのサイズです。

◆ハクビシンの日本の分布状況

北海道、本州、四国、九州の一部と、なんとほぼ日本全域に分布しています!

◆ハクビシンの生態

ハクビシンは夜行性で、昼間は樹洞・岩穴・人家の屋根裏等で休憩し夜になると餌を探しに外に出ます。

◆ハクビシンによる被害

最近、都会では、住居侵入による糞尿被害の話をよく聞きます。このような生活被害も及ぼすハクビシンを駆除する業者、例えば屋根裏動物駆除専門の業者なども増えています。

ハクビシンの通り道をトレイルカメラでモニタリング

先日、埼玉県でハクビシン被害に対応している方にお話を聞いたところ、市街地のハクビシンは、そのほとんどが人の住居(屋根裏や床下など)を昼のねぐらにしていたと言っていました。住居侵入による糞尿被害の対策としては、まずは、ハクビシンが侵入している入り口を見つけて塞ぐことが大切です。

「入り口が分からない!」という場合や、「何かが家に入ってきているけどどんな動物か分からない!」という場合は、熱を感知して自動でシャッターが切れるトレイルカメラ(センサーカメラ・自動撮影カメラ)を、「ここは通りそうだ!」と思うところに設置しておくことで対象動物の種類や侵入経路、そこを通る日や時間帯などが分かるため、その後の対策を講じる際に非常に役立ちます。

ベランダの手すり上に設置したトレイルカメラ
画像:ベランダの手すり上に設置したトレイルカメラ

上の画像のように、ベランダの手すりが撮影できるようトレイルカメラを設置しておくことで、ベランダにあるプランターにフンをしていく動物の正体が分かったりします。ちなみに、トレイルカメラは暗い夜間でも鮮明に撮影できますので、夜行性のハクビシンなど、野生動物の姿を捉えるのに大変適しています。

※トレイルカメラの機能によって、夜間白黒(モノクロ)またはカラー撮影できる機種などがあります。

★トレイルカメラ(センサーカメラ・自動撮影カメラ)はこちら⇒
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ハクビシン被害と対策方法

ハクビシンによる農業被害(農作物被害)も年々増加傾向にあります。農水省の調べによると、平成21年度の被害額は、なんと3億2千万円です!

これは、

  • 1位:シカ(71億)
  • 2位:イノシシ(56億)
  • 3位:サル(16億)
  • 4位:ツキノワグマ(3億4千万)

に次いで5番目に高い被害額です。

ハクビシンが害獣、有害鳥獣とされるのも理解できますね。

また、被害の農作物は、平成18年度のデータで、

  • イネ
  • マメ類
  • 雑穀
  • 果樹
  • 飼料作物
  • 野菜
  • いも類

など、幅広い範囲で報告されていますので、ハクビシン対策は畑を持つ農家の皆さんはもちろん、見過ごされがちですが、庭に果樹など植えているお宅にとっても避けては通れない課題となりつつあります。

このように生活、農業双方に被害を及ぼすハクビシンですので、できれば被害が出る前、大きくなる前にきちんと被害対策をして防除、撃退、退治、駆除しておきたいところです。

具体的な対策方法としては、

①電気柵で物理的な侵入を防ぐ
②有刺鉄板を木や雨どいに巻き付けて登れなくさせる
③箱わなで捕獲する

などが挙げられます。

①電気柵でハクビシン撃退!物理的な侵入を防ぐ

電気柵
画像:電気柵でハクビシン撃退

電気柵というと、上のようなものをイメージするかと思いますが、ハクビシンやアライグマ等の中型動物による農作物被害対策としては、 ネットと電気柵を掛け合わせた商品「楽落くん」がおすすめです。「楽落くん」は、ハクビシンやアライグマなどの中型動物の専門家である埼玉農業技術研究センターに所属されていました古谷益朗先生が研究から開発まで手掛けており、ハクビシンやアライグマなどの中型獣やイノシシに対しての撃退効果が見込めます。

【楽落くんのおすすめポイント!】

  • 設置、片づけに関しても短時間で簡単にできますので電気柵初心者の方でも安心です。
  • ネットと電気柵を合わせても地上高40㎝と高さが低いので、わざわざゲートを作って出入りしなくても人間はまたいで中に入ることができます。
  • 被害にあう農作物の収穫時期のみの設置で効果が得られますので、メンテナンスも楽ちんです。
ハクビシン撃退 楽落くん

実際に楽落くんを設置した記事ハクビシン対策に有効!「楽落くんNEO」設置で栃木県のいちごを守れ!【前編】もぜひ参考にしてみてください。

★その他、ハクビシン対策用電気柵製品はこちら⇒
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②有刺鉄板でハクビシンを撃退!木や雨どいに巻き付けて登れなくさせる

電気柵対策の他にも、このような撃退方法もあります。トゲトゲ、チクチクの付いた鉄板、有刺鉄板を果樹などハクビシンが登る木、支柱、雨どいなどに巻き付けることでハクビシンを撃退することができます。

有刺鉄板
画像:有刺鉄板でハクビシンよけ
有刺鉄板を支柱に設置
画像:有刺鉄板を支柱に設置して撃退

★ハクビシン撃退用有刺鉄板はこちら⇒
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③箱わなでハクビシンを捕獲する!

箱わな
画像:箱わなでハクビシンを捕獲

そして、ハクビシン撃退が思ったようにうまくいかない、田畑、庭先、ベランダ、屋根裏に出没するということであれば、箱わなでハクビシンを捕獲する方法もあります。

※ただし、ハクビシンを捕獲する場合は、鳥獣保護法等の法律によって規制されています。罠を使った捕獲には、捕獲許可や狩猟免許が必要ですので、事前にお住まいの県や市町村へご確認ください。

★各都道府県の鳥獣被害担当部署・相談窓口一覧はこちら⇒
https://www.choujuhigai.com/fs/chiikan/c/link

★ハクビシン用箱わなはこちら⇒
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ハクビシン対策方法をさらに詳しくまとめました

当ブログでは、ハクビシン対策、ハクビシン被害の状況、ハクビシンの捕獲に関する法律など、最新の情報も詳しくまとめています。ハクビシンについてさらに詳しく知りたい方は、ハクビシン対策の決定版「ハクビシン被害を減らすために」【2021年版】も併せてご覧ください。

  • ハクビシンを見つけたらどうすればよいか?
  • ハクビシンの足跡の特徴とは?
  • ハクビシンが東京など都内近郊になぜ増えているのか?
  • ハクビシンの病気が日本での印象にどう影響したのか?

などなど、ハクビシン対策の決定版となっています。

次回、ハクビシンの対策 ~都会のハクビシン~では、最近よくハクビシンを見るので身近な体験談をもとにハクビシンの食性・餌などについてご紹介したいと思います。

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★ハクビシン被害の対策商品・グッズはこちら⇒
https://www.choujuhigai.com/fs/chiikan/c/hakubishin

★ハクビシンの生態や分布についてさらに詳しく知りたい方はこちら⇒
https://www.choujuhigai.com/fs/chiikan/c/description-hakubishin

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津田 朋香  
【保有資格】
技術士補(環境部門)
生物分類技能検定3級
2級ビオトープ計画管理士

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トレイルカメラの選び方 完全ガイド

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