野生動物の専門家による鳥獣害対策のためのブログ。野生動物の生態、観察、忌避、捕獲まで、被害を防ぐために役立つ情報を発信しています。

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ちいかんクラウドで鳥獣対策情報の管理が簡単に!

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こんにちは「鳥獣被害対策.com」の小淵です。

今日は、鳥獣対策用品(ハード)ではなく、鳥獣対策システム(ソフト)のお知らせです。

地理情報システム(GIS)のサービス「ちいかんクラウド」

鳥獣被害対策.comを運営する株式会社地域環境計画では、地理情報システム(GIS)のサービス「ちいかんクラウド」を提供しています。

GISというと専用ソフトが必要、とか専門知識を持つ技術者がいないと操作できない、とか、ハードルが高いイメージがありますよね。

「ちいかんクラウド」は、使いたい機能だけに特化した初期システムを構築し、操作はすべてWebブラウザー(Internet ExplorerやSafari等のインターネットを見るために使っているソフト)で、直感的に操作できるボタンだけを配置した画面でGISが扱えます。

しかも、クラウドサーバーにデータを保存しているため、インターネットを通じての情報公開や情報共有、または情報の収集がとても簡単にできるのです。

  • 生息情報
  • 捕獲情報
  • 被害情報
  • 被害対策情報

等の様々なデータや、これらの経年的な変化を地図画面で分かりやすく表示できるこのサービスは、鳥獣対策には持ってこいのサービスなんです!

「ちいかんクラウド」を使ってできること

  1. 鳥獣対策データを一元管理できます
  2. 項目に基づいた入出力システムの構築が可能です
  3. すべてのデータを地図化して表現できます
  4. 情報をさらに活用することができます

詳しく説明すると、

(1)鳥獣対策データを一元管理できます

鳥獣対策データには、生息情報、捕獲情報、被害情報、被害対策情報等、様々な情報がありますが、獣種ごとの閲覧したり、年度ごとに編集したり、その他共有、公開等を自由自在に行えます。

(2)項目に基づいた入出力システムの構築が可能です

たとえば、狩猟台帳のリストをそのままエクセルに入力するだけで、地図表示するシステムの構築が可能です。

種毎の捕獲数の集計はもちろん、月ごとの捕獲数の集計や捕獲地点の表示、捕獲数の経年的変化の表示も簡単に行えます。

(3)すべてのデータを地図化して表現できます

地図に表示する位置情報は、緯度経度に基づく点での表示から、3次メッシュコード(1km×1km)はもちろん、都道府県の鳥獣情報で一般的な地域5倍メッシュ(5km×5km)での表示も可能です。

座標データから地域5倍メッシュへの変換や字や市町村単位での表示等のカスタマイズも簡単に行えます。

見本地図広域版
「見本地図広域版」広域情報を地域5倍メッシュで表示

見本地図詳細版
「見本地図詳細版」詳細な座標情報で表示

(4)情報をさらに活用することができます

収納されているデータは、すべてGISデータのため、関連部署や様々な組織でのデータ共有やデータをダウンロードしての加工等も可能です。

また、植生図や土地利用区分を背景図として表示することもできますので、鳥獣の捕獲情報や被害情報と集落ごとの環境や植生、耕作地の情報を重ね合わせることができます。

このように、ビジュアル的にわかりやすい地図で表現すれば、現地の合意形成や意思決定をスムーズに進めることができ、鳥獣対策の具体的な方針や対応策の検討に役立ちます。

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この記事を書いた人

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