野生動物の専門家による鳥獣害対策のためのブログ。野生動物の生態、観察、忌避、捕獲まで、被害を防ぐために役立つ情報を発信しています。

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きまかせ鳥獣ニュース_Vol.1

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こんにちは「鳥獣被害対策.com」の小淵です。

今日は、全国をにぎわす鳥獣対策や野生動物のニュースのご紹介です。

すでにfacebook上で、鳥獣ニュースを配信しておりましたが、少し深い話題のものやコメント等も含めて、ブログでもご紹介させていただきます。

情報が新鮮なうちに、ホットな話題としてお届けしますので、不定期な発行になりますが、できるだけたくさんの方に、たくさんのニュースをお届けしたいと思います。

また、小淵の勝手な言い分も多々含まれておりますが、皆さんからのご意見もいただければ
うれしいです。

★特定外来生物 交雑種も指定へ(朝日新聞デジタル)
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アライグマの研修会等で、アライグマはタヌキやアナグマと交雑しないのか?という質問をたまにいただきます。

特定外来のアカゲザルと在来のニホンザルかなり近い分類で、どちらもオナガザル科マカク属に分類されます。

ぶっちゃけていうと、外見と住んでいる場所が離れているから、別の種類になっているということ、です。

以前から、彼らの交配は問題になっており、今後のアカゲザルの防除は、より難しいものとなりそうです。

ちなみに、アライグマは、アライグマ科に属しており、タヌキ(イヌ科タヌキ属)やアナグマ(イタチ科アナグマ属)との交配によって、交雑種が産まれることは限りなくゼロに等しいと思われます。

★大森山のアライグマ、今どこへ?脱走から1カ月(秋田魁新報)
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1か月経っても捕まらないということは、思ったよりも遠くに移動していることも考えられますね。

キーは、園内にいた時に、繁殖行動をとっていたかどうかだと思います。

もしも繁殖参加していない場合、雌を求めて長距離の移動を行っているかもしれません。

しかし、秋田県ではこれまでに野外でのアライグマの情報がないため、結局、雌に出会えずに旅が終わる可能性もありますね。

できれば、雌探しはあきらめて、動物園に「帰宅」してくれれば、生態系にとっても、このアライグマ個体にとっても、幸せなことなのかもしれません。

★茅野市の鹿捕獲数 実施隊が貢献809頭(長野日報)
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実施隊設置初年度でかなりの成果が出たようです。
今年度も4月から取り掛かれるということで、より捕獲が進むと思われ、ますますの成果につながりそうです。

しかも、捕獲費用も低コストなため、予算的にも持続可能な対策ですね。

★春の陽気に誘われて?兵庫・篠山城跡にヌートリア(朝日新聞)
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私も、とある中国地方の県で、カメラで撮影したら顔のアップになってしまうほどの距離に近寄られたことがあります。

狩猟民としての血が騒いだのですが、捕獲許可を得ていない場所でもあったため、見逃してあげました・・・

ちょっと物騒な話になってしまいましたが、ヌートリアは特定外来生物です。

個体としては、なつきやすかったり、行動も見ていると面白くて興味深いのですが、種として考えた時に、そこにいることの問題点も少しでも含めて報道していただけると良いのですが・・・

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・アライグマやタヌキなどの被害で困ったら⇒
https://www.choujuhigai.com/fs/chiikan/c/kemonohigai/
・シカの被害で困ったら⇒
https://www.choujuhigai.com/fs/chiikan/c/deer

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