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サル・イノシシ・シカ用防護柵の決定版!「おじろ用心棒」の設置と効果『後編・効果の検証』

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こんにちは、「鳥獣被害対策.com」の小野です。

今日は、前回に引き続き、サル・イノシシ・シカ用防護柵「おじろ用心棒」の事例についてご紹介します。

今回のテーマは、柿畑に設置した「おじろ用心棒」の効果の検証です。

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おじろ用心棒の設置について詳しくは↓をご覧ください。
★「おじろ用心棒」の設置と効果『前編・事前確認~ 柵の設置』
https://www.choujuhigai.com/blog02/archives/5044

その他おじろ用心棒についての過去のブログは↓↓↓
★猿対策用の防護柵、設置後の留意点は?
https://www.choujuhigai.com/blog02/archives/4775
★決定的瞬間!!猿の防護柵跳び越え動画
https://www.choujuhigai.com/blog02/archives/4954
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柿畑ではサルとイノシシの被害が多く確認されていました。

柵設置前にセンサーカメラを設置すると、柿畑の中ではサルの群れが自由に行動をしていました。

そして、柿畑農家さんは奮起!

サル・イノシシ・シカといった複合的な獣害対策として威力を発揮する「おじろ用心棒」を設置しました。

下段はワイヤーメッシュ、上段は電気柵でしっかりガード。

電気柵の支柱にもアルミテープを巻き、通電させています!

「おじろ用心棒」の設置効果の検証は、複数台のセンサーカメラを設置し、サルの動きを観察することとしました。

1週間後、データを回収に行くと、たくさんのサルの画像が映っていました。

やはり、この柿畑は、サルたちに狙われていたようです…。

その中で、電線に触ってしまい、逃げている映像がこちらです。

映像右端に見切れているのが残念ですが、サルが電気を嫌がって、逃げていく様子がわかります。

他にも、カメラのない場所で一度感電したのでしょうか、途中まで登って、降りていくサルも映っています。

子ザルが柵に近づくのを、お母さんが止めている映像もありました。

「危ないから、近づいちゃだめ!」そんな会話が聞こえてきそうです。

多くのサルはこの柿畑に入るのをあきらめ、柵外で遊んだり、何か他の物を食べている様子が映っていました。

柿畑の農家さんによると、昨年度はサル被害に遭い、まともな収量が確保できなかったようですが、「今年は満足いく収穫ができてよかった」と、とても満足そうでした。

「おじろ用心棒」は、サル、イノシシ、シカの対策として、とても信頼性の高い柵です。

被害に会われている集落や個人の方々は、ぜひ設置をご検討していただければと思います。

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★イノシシ・シカ&サル対策用 防護柵「おじろ用心棒」はコチラ⇒
https://www.choujuhigai.com/fs/chiikan/sd0001
★「おじろ用心棒」以外の防護柵はコチラ⇒
https://www.choujuhigai.com/fs/chiikan/c/boar-fence
★動物の熱を感知し自動で撮影する自動撮影カメラ⇒
https://www.choujuhigai.com/fs/chiikan/c/camera

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この記事を書いた人

小野 晋

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