こんにちは「鳥獣被害対策.com」の久野です。

鳥獣被害対策.comでは、
様々な獣害対策グッズを
販売しておりますが、
対策を講じたにもかかわらず、
被害が継続しているというお声を
いただくことがあります。

そこで今回の鳥獣害対策の知恵袋では、
防護柵設置後に害獣が侵入しやすい箇所と、
その対策についてお話ししたいと思います。

それでは、猿・猪用の
獣害対策グッズのひとつ、
「おじろ用心棒」防護柵が
設置された農地を例として、
設置における3つのポイント
について解説いたします。


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1)すきまからの侵入をガード!
「おじろ用心棒」は、
ワイヤーメッシュ柵と電気柵に、
同時に猿が触れることで電流が流れ、
侵入を防止する仕組みになっています。

また、支柱にも電流が流れる
構造のため、猿は支柱を登って
侵入することもできません。

手軽に設置することが可能で、
かつ非常に効果の高い
猿・猪用防護柵です。

しかし、ワイヤーメッシュ柵と
電気柵の間にすきまが
空いていると、そこをくぐって
猿が侵入することがあります。

すきまが生じてしまう原因としては、
・1段目の電気柵の碍子(ガイシ)の
位置が高い(10cm程度が基本です)
・ワイヤーメッシュがたわんでいる
・斜面に沿って設置した場合に
ワイヤーメッシュが傾いている
などが挙げられます。


画像たわんだ柵
↑カーブに沿ってワイヤーメッシュ柵
を設置したことにより、すきまが
生じてしまっています。

こうした場合、
ガイシの位置を調整するほか、
ワイヤーメッシュや針金を継ぎ足す
などして対応する必要があります。


↑柵のすきまを見つけて補修を行います…。

獣害対策で大事なのは
「この程度で大丈夫だろう」
と妥協しないこと!
その“ひと手間”が愛情をこめた
大切な作物を守るのです…!!

2)下からの侵入をガード!
イノシシが地面を掘り、
ワイヤーメッシュ柵の下から
侵入しようとするため、
柵は地面とすきまなく
設置しなくてはなりません。

しかし、地面が段差になっている
場所や、水路沿いは、すきまが
生じやすく、イノシシにとって
恰好の侵入経路となります。


↑コンクリートブロックの段差が
すきまを生じさせています。

こうした場合、ワイヤーメッシュ柵を
継ぎ足すなどして、しっかりと
すきまをふさぎましょう。

3)上からの侵入をガード!
斜面の下に防護柵を設置する場合、
斜面の上から猿が柵をとび越えて
侵入することがあります。

また、防護柵付近の木の枝を
つたって、猿が柵の上から
侵入することもあります。

対策としては、
・斜面から一定の距離(設置場所の状況
によるが、3m以上が望ましい)をとる
・柵を高くする
・防護柵にかかるような木やササは
こまめに伐る
といった方法が考えられます。


↑雑木、ササ、つる植物等が柵に
向かってせりだしている場所は…


↑伐りとって距離をとりましょう!

防護柵周辺の枝を伐ることで、
上からの侵入を防ぐとともに、
見回りもしやすくなって
一石二鳥です!


↑ほかにも、こうした斜面沿いは
上から柵を飛び越えられる
キケンがあります!

そこで、上記の箇所のほか、
猿による侵入の可能性がある
箇所に、自動撮影カメラを設置し、
猿が侵入経路として利用している
かどうかを検証することにしました。


↑カメラ設置箇所(A)
防護柵と斜面、梅の木が接する場所


↑カメラ設置箇所(B)
飛び越えられる可能性のある斜面

自動撮影カメラはコチラ⇒
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これで設置は完了!
サル者は追わず、
来る者は撮るのです!

はたして柵を飛び越える
その姿をとらえることができるのか…。
続報をお待ちください。

以上、防護柵設置における注意点でした。

防護柵設置後も野生動物が
侵入している状況が見受けられる方は、
いまいちど上記の点に注目のうえ、
見回りしていただくことを
おすすめいたします。

正しい設置方法で、
獣害をしっかり防ぎましょう!

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トレイルカメラの選び方 完全ガイド

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久野 航