野生動物の専門家によるイノシシ対策のためのブログ。イノシシの防除から捕獲、止め刺し、解体まで、イノシシ被害を防ぐために役立つ情報を発信しています。

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イノシシ対策~重要な3つのポイント~

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こんにちは、鳥獣被害対策ドットコムの井上です。

当店のブログで最も多く検索されているキーワードは、『イノシシ』に関するものです。

イノシシ対策商品ランキング


動画:イノシシ対策用にセンサーカメラをかけました

実は、この「イノシシ」というキーワードは、ネットショップの開設以来、一貫してNo.1となっています。

近年では、生息分布の北上も指摘され、今年度は岩手県においても分布調査が実施されるそうです。

★関連ブログ:北上するイノシシたち、その被害と現状

また、シーズンによって、検索される商品の内容は変化します。

春から秋ごろまでは「電気柵」といった防除用品が多く検索されますが、秋から冬季にかけては「ワイヤーメッシュ柵」などの侵入防止柵のほか、「箱わな」や「足くくり罠」など、捕獲に必要な資材が注目を集めます。

当店では、このような『検索キーワード』を参考にしつつ、お客様が“知りたい”という情報を配信し、“欲しい”・“使ってみたい”と思う商品をご提供できるような店づくりに努めています。

そこで今回は、皆さまが知りたいと思っている情報No.1の「イノシシ対策」についてご案内します。

イノシシ対策 3つのステップ

イノシシ対策には、以下の3つのステップが必要であるとされます。

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  1. イノシシの“侵入を防ぐ”
  2. イノシシを“集落や田畑に近寄らせない”
  3. イノシシを“罠で捕獲する”

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1)“侵入を防ぐ”ためには?

イノシシを入れたくない場所に、『防護柵』を設置して侵入を防ぎます。

ちなみに、防護柵には、大きく分けて3つの種類があります。

  • 電気柵
  • ネット柵
  • ワイヤーメッシュ柵・金属柵

★HPリンク:1)イノシシ対策_侵入を防ぐ

これらは、設置の易難や耐久性、強度、管理の手間、価格などの条件によって選び方が変わります。

設置の方法にも注意が必要です。

一般的に、イノシシは柵の上を飛び越えるのではなく、柵の下に潜ってくぐり抜けようとします。

そのため、柵と地面の間は隙間を作らないようにして、さらにアンカーピンを打ちこむなど、しっかり固定することが大切です。

また、隙間を見つけると、そこから入り込もうとします。
したがって、柵と柵の継ぎ目には、隙間を作らないように、しっかりと設置することが肝要です。

イノシシ柵
画像:イノシシ柵

2)“集落や田畑に近寄らせない”ためには?

実は、これがイノシシ対策の一番大切なポイントなのです。
イノシシが集落や田畑に出没する目的は、栽培中の作物だけを食べよう思っているのではありません!

出荷せずに放置された野菜や果物は、イノシシにとっては大事なご馳走になります。

放置野菜
画像:放置野菜

そのため、イノシシを近寄りづらくさせるためには、野菜くずなどをしっかりと処分し、イノシシが興味を示さない環境をつくることが必要です。

3)“罠で捕獲する”ためには?

イノシシを近寄らせない環境づくりをし、侵入を防いでも、出没するイノシシは捕獲します。

イノシシ用箱わな
画像:イノシシ用箱わな
イノシシ用足くくり罠
画像:イノシシ用足くくり罠

ただし、イノシシなどの獣を勝手に捕獲することは、法律で禁止されています!

★関連ブログ:狩猟法の改正

捕獲するためには、免許や許可が必要となります。
まずは最寄りの自治体にご相談ください。


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この記事を書いた人

井上 剛

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