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狩猟初心者・必見!捕獲技術を勉強する方法

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こんにちは、「鳥獣被害対策.com」の久野航です。

北海道では10月、その他都府県では11月に、いよいよ猟期がスタートしますね!

「鳥獣被害対策の知恵袋」をご覧のハンターの皆様、狩猟者登録はお済ませでしょうか?

今年度から新たに狩猟を始められる新米ハンターの皆様、初めての猟期に期待と不安でいっぱいではないでしょうか?

わなの準備がまだの方は、弊社運営の鳥獣被害対策グッズ販売サイト「鳥獣被害対策.com」で、ぜひわなの購入をご検討ください!

 

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さて、今回の「鳥獣被害対策の知恵袋」は、『捕獲技術を勉強する方法』についてのお話です。

狩猟に興味があり、免許をとってはみたものの、周りに狩猟をやっている知り合いがおらず、猟期を前にして、どうやって捕獲技術を勉強すればよいか・・・

そう、困っているという方、いらっしゃるのではないでしょうか?(かくいう私もかつて困っていた新米ハンターのひとりです…)

そんな悩みは、今回のブログを読めば解決するかもしれません!

それでは早速紹介していきましょう。

①教えてくれる人を探す

捕獲技術を勉強する方法はいろいろとありますが、やはり一番有効なのは、地元の猟師の方々に教えてもらうことです。

周りに猟師の知り合いがいない方は、猟友会などの地元の団体や、最寄りの銃砲店に相談してみましょう。

地元のコミュニティに参加することができれば、基礎的な捕獲技術だけでなく、獲物が多い山や、誘引効果の高いエサなど、その土地ならではの情報を教えてくれることでしょう。

また、地域によっては猟師の「なわばり」が存在します(ここ重要です!)。

知らずにわなを設置して、トラブルが発生するのを避けるためにも、地元の猟師と知り合いになり、
狩猟に入ってもよさそうな場所をリサーチすることをおすすめします。

②書籍で学ぶ

近年、狩猟に関する書籍が多数発刊されています。

  • 免許の取得
  • 捕獲手法
  • 獲物のさばき方
  • ジビエ料理のレシピ

までをひととおり紹介したものから、エアライフルやわな等の各分野に特化したものなど様々です。

以下に一例を紹介します。

専門書

「これから始める人のための狩猟の教科書」

  • 散弾銃猟
  • エアライフル猟
  • ライフル猟
  • わな猟
  • あみ猟

と各猟法ごとにわかりやすいイラスト付きで詳しく解説してあります。

いろんな猟法に興味のある方におすすめの一冊です。

  • 皮なめし
  • 解体方法
  • スカルトロフィーの作り方

まで解説されており、網羅的に解説した専門書として、読み応えのあるしっかりとした内容です。

同じシリーズとして、「これから始める人のためのエアライフル猟の教科書」も発売されています。

自治体が発行する捕獲マニュアルなど

千葉県 イノシシ・ニホンジカ わな捕獲マニュアル

イノシシ・シカを対象とし、

  • 獣道の選定方法
  • エサの種類
  • わなの種類及び設置方法
  • 捕獲後の保定
  • 止めさし方法

までの一連の作業をイラストと文で解説した初心者向けのマニュアルです。

千葉県ホームページからダウンロードすることができます。

このマニュアル、実は鳥獣被害対策.comを運営する(株)地域環境計画が制作に携わっています!

無料でダウンロード可能ですので、ぜひ一度ご覧ください。

最近は各自治体から捕獲マニュアルが発行されており、いずれもホームページで公開されています。

獣種としては、イノシシ、シカ、アライグマの捕獲マニュアルが多い傾向があります。

雑誌

「狩猟生活」


2017年3月に創刊されたばかりの新しい狩猟専門雑誌
で、現在、vol.2までが発刊されています。

Vol.2ではわな猟の特集が組まれており、

  • わなで獲ってよい動物の紹介
  • わなの種類
  • 設置方法
  • とめさしのポイント

など充実の内容です。

また、

  • 狩猟関連の道具の紹介
  • 専門家へのインタビュー記事

などもあり、狩猟者でなくとも、読んでいて楽しい、とても勉強になる雑誌です。

③講習会に参加する

自治体によっては、初心者のための講習会が開催されていることがあります。

詳しくは、お住まいの自治体の狩猟関係の担当課にお問い合わせください。

講習会に参加すれば、狩猟技術が学べるだけでなく、一緒に切磋琢磨できる狩猟仲間が見つかるかもしれません。

また、自治体以外にも、民間企業が実施する有料の講習会などもありますので、気になる方はインターネットでチェックしてみてください。

なお、鳥獣被害対策.comが運営する「フェイスブックページ」でも、各地で開催されるイベントや講習会の情報を配信しています。

チェック・フォローしてくださいね!

さて、いかがでしたでしょうか。

今回ご紹介したのはほんの一例です。

近年の

  • 狩猟関係のイベントの増加
  • ジビエの認知度の高まり
  • 専門書籍の充実

などから、狩猟業界が盛り上がってきていることを感じますね。

「鳥獣害対策の知恵袋」も負けじと、鳥獣害でお困りの皆様や、狩猟者の皆様に向けて、役立つ情報をこれからも発信し続けていきます。

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この記事を書いた人

久野 航

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